漫画ネームの心得

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第11回:ペンネームの付け方❶

■ペンネームは必要なのか?■ ペンネーム、日本語では筆名。投稿者やデビューを決めた人によく相談されるのが「ペンネームは付けるべきか否か?」という点。どちらでも良いと思いますが、自分はできれば付けた方が良い派です。 理由は多種多様です。 原作者の小池一夫先生は本名が俵谷星舟。ペンネームのほうが地味ですね。上條淳士先生は、...

第10回:各種作話メソッド

■優先順位■ ネームが出来ないというタイプの多くは、エンドマークが打てないタイプ。ゆえに、リニア・ネーム・メソッドで勢いで作品の全体像を吐き出すのが有効です。これで、全体の30%ぐらいは、ネームを取りあえず描けるようになります。 次に、話がいつまでも終わらないタイプ。これはラストシーンを先ず作って、そこから逆算して発端...

第09回:リニア・ネーム・メソッド

■主観表現と客観表現■ よく、「手塚治虫が漫画に映画の表現技法を採り入れた」と言われます。具体的に、どんな映画の表現技法を採り入れたかを、解説している漫画研究者を見た記憶はありませんが。それはともかく。 では、なぜ手塚治虫先生は映画の技法を採り入れたのか? その答えを書く前に、このコラムを読んでいる人に質問を。漫画が一...

第08回:原因と結果を探ろう

■適材適所と因果関係■ 前回のコラムを読んで、こう反論する大学や専門学校の講師、編集者も一定数いるでしょう。「プロットやシノプシスを作らせないと、いつまで経ってもネームが終わらない生徒がいるんです」と。 そういう生徒にプロットやシノプシスは本当に有効ですか? 100ページや200ページのネームを書いてなお、話にエンドマ...

第07回:ネーム以前のお話

■プロットとは何か?■ さて、ネームのコマ割りの具体的な技法とかは漫画ネーム講座で有料で教えているので、置いておいて。ネームを作るに当たっての、前段階について。前回まで紹介した方法とは、別のアプローチの方法もあります。 漫画の描き方入門とか、あるいは専門学校や大学の漫画学科で、ネームを描く前にプロットを書くことを奨める...

第06回:ネームは文章力

■実践する意志が大事■ さて、アニメの絵コンテ用紙を使用しても、三段組(三段割)のネーム用紙を使用しても、それ以外の用紙を使ってもかまいませんので、まずは実践が大事。技術は試行錯誤の中で、見つけることがよくあります。 他人に教えてもらった技術や方法論よりも、自分で苦労して発見した技術や方法論のほうが、喜びも大きいです。...

第05回:平均コマ数の話

■ケース・バイ・ケース■ 話が前後しましたが、ネームの描き方についての、具体的なポイントを書いてゆきます。第4回を飛ばして、第3回から続けて読んでいただければ、理解が早いでしょう。 さて、コマ割りに関して。3段割(3段組)のコマ割り用紙を自分は推奨していますが、「漫画は3段割が良いのか4段割が良いのか、どっちですか?」...

第04回:ネームの基本の基本

■片面だけ描くネーム■ 前回、ネームについて具体的に書きましたが、「見開き単位で絶対に描かないといけないのですか?」とか「裏に描いてもいけないんですか?」という質問を、いただきました。 そこから……ですか。OK、了解です。 もし本気で漫画家になろうとか、趣味としても真剣に取り組もう思ったら、調べれば解ることだとは思うの...

第03回:ネーム制作とコマ割り

■コマが割れない人■ さて、3回目にして技術的な話をちょこっとします。どうやったらネームが描けるか、というのはケースバイケースで、簡単には答えられないというのを前提として、よくあるパターンについて。 コマ割りについて第1回で、コマ割りができないアニメーターの話をしました。でもこの人、逆にアニメの絵コンテは作成することが...

第02回:漫画家はスポーツマンと同じ

■数字で考えてみる■ トキワ荘プロジェクトのアンケートでは、プロになった漫画家の33%が100ページ以内の投稿作品の作画量でデビューしています。投稿規定は30ページですから、だいたい3本ぐらい。 プロになる人間は投稿2本目や3本目でデビューする人が3人に1人。 これが200ページ以内に拡げると、デビュー率はさらに60%...

第01回:ネームを描く前に考えるべきこと

■解らないが解らない■ ‪「ネームの描き方がわかりません」と、投稿者から相談されることが、よくあります。こういう質問には、困ってしまいます。一口にネームの描き方といっても、その意味するところは人それぞれですから。  ・ネームという言葉の意味することが解らないのか?  ・単純に画力の不足言ってるのか?  ・内容の発想が不...